何かを始めようとした時、心の中でこんな言葉が出てくることがあります。
「どうせ自分には無理」
副業を考えた時。
転職を考えた時。
発信を始めようとした時。
何かを学び直そうとした時。
やってみたい気持ちはある。
でも、その気持ちが少し動いた瞬間に、すぐ自分で止めてしまう。
「自分には才能がない」
「今さら遅い」
「どうせ続かない」
「もっとすごい人がいる」
「失敗したら恥ずかしい」
そうやって、始める前から自分にブレーキをかけてしまう。
僕も、そういう気持ちは何度も経験してきました。
何かをやろうとするたびに、うまくいかない未来を先に想像してしまう。
人と比べて、自分の足りなさばかり見えてしまう。
動く前から、失敗した後の言い訳まで考えてしまう。
でも、ここで一つ考えてみてほしいのです。
「どうせ自分には無理」という言葉は、本当に事実なのでしょうか。
それとも、傷つかないために自分を守っている言葉なのでしょうか。
人は、失敗するのが怖い時、最初から諦めたほうが楽に感じることがあります。
本気でやって失敗するより、
「どうせ無理だからやらなかった」
と思うほうが、自分を守れる気がする。
でも、その守り方を続けていると、挑戦する前から選択肢を失っていきます。
本当は試してみたかったこと。
本当は学びたかったこと。
本当は少しだけ興味があったこと。
それらを全部、
「どうせ無理」
という一言で閉じてしまう。
これは、とてももったいないことだと思います。
もちろん、何でもできると言いたいわけではありません。
現実には、時間もお金も体力も限られています。
すぐに結果が出るわけでもありません。
向き不向きもあります。
でも、最初から全部を諦める必要はありません。
大事なのは、
できるかどうかを考える前に、小さく試せる形にすること
です。
たとえば、副業を始めるかどうかで悩む前に、自分の経験を書き出してみる。
発信できるかどうかで悩む前に、誰にも見せないメモを一つ書いてみる。
学び直せるかどうかで悩む前に、5分だけ調べてみる。
そのくらいなら、できるかもしれません。
「どうせ無理」と思った時ほど、問いを変えてみてください。
「本当に無理なのか」
ではなく、
「今日、小さく試せる形にするとしたら何か」
と考えてみる。
この問いに変えるだけで、少しだけ動きやすくなります。
自信がなくてもいい。
怖くてもいい。
うまくいく保証がなくてもいい。
最初から大きく成功しようとしなくていいのです。
小さく試してみる。
合わなければ修正する。
少しでも手応えがあれば続ける。
違うと思ったら、また選び直す。
それでいいと思います。
「どうせ自分には無理」
そう思う時、あなたの中には本当は何かを望んでいる気持ちがあるのかもしれません。
本当に何も望んでいなければ、そもそも無理かどうかで悩まないはずです。
だから、その言葉が出てきた時は、すぐに終わりにしないでください。
自分を責める必要もありません。
無理に前向きになる必要もありません。
ただ、一度だけ問い直してみてください。
「本当に無理なのか。それとも、まだ小さく試していないだけなのか」
その問いから、止まっていた人生は少しずつ動き始めます。

